INTERVEW
プロとしての自覚を持って
日々の業務を遂行しています
2022年度入社
送出技術部送出運行
担当業務
ラジオセンターミキサー業務
国際スタジオVE・照明業務
Q1. | 現在携わっている業務を教えてください |
私はラジオセンターと国際スタジオの業務に携わっています。 ラジオセンターでは、主にラジオ第1で放送されている番組を幅広く担当しています。ミキサー業務はもちろんですが、災害や事件などの緊急ニュース対応も行っています。 国際スタジオでは、NHK WORLD-JAPANで放送されているニュース解説番組や情報番組のVEと照明業務を担当しています。 |
Q2. | ネオテックを志望した理由やきっかけは何ですか? |
中学生の頃から「ラジオの仕事がしたい」という漠然とした目標がありました。 前職では技術ではなく制作として、民放のラジオ番組を映像付きで配信する仕事に携わっていました。新卒から4年ほど働いていましたが、入社から3年半が経った頃、担当していた部署が無くなることになり、改めて自分がやりたいことを考えた時にやはりラジオの仕事がしたいと思い、転職しようと決意しました。 転職活動をしていく中で、私がラジオ関連の仕事を志望していたことを覚えていてくださった専門学校の先生から連絡があり、ネオテックを紹介していただきました。ネオテックのホームページを閲覧したところ、募集要項にあった『NHKラジオのミキサー業務』というワードが目に留まり、迷うことなくキャリア採用にエントリーしました。 |
Q3. | キャリア採用の場合、配属されてからどのような研修が行われましたか? |
研修は本社での座講から始まります。NHKの業務に携わる上での注意点や、ラジオセンターにおける緊急報道対応のルールなど、細かいところまで学びました。 座講を何日か行い、その後は現場研修をしていきます。現場研修では、音声卓や周辺機器への理解を深めていきました。実践を重ね3週間ほど経った頃、通常編成の番組を全編通して担当できるようになりました。そして、研修開始から1か月を過ぎたところで、まずは日勤帯の業務が独り立ちとなり、その後早出や夜勤も順次独り立ちをしていきました。 私はラジオ番組制作経験を持つキャリア採用者ということでラジオセンターから研修が始まりましたが、これはかなり特殊なケースのようです。 送出運行の新卒採用者の場合は、マスター業務を基礎から習得するため、基本的に国際マスター業務から研修が始まることが多いです。また、私は即戦力と期待されて入社したので、1か月ほどで独り立ちをしましたが、新卒採用者は3か月間じっくり時間をかけて研修を行い、独り立ちを目指していきます。 |
Q4. | 夜勤がある職場ですが、大変だと思うことはありますか? |
夜勤に向けての体調管理の方法は十人十色ですが、私はあまり苦には感じていません。 出勤時間に合わせて寝る時間を調節しますが、夜勤は長丁場なので前後の睡眠は長くとるように心がけています。夜勤が多めに入っている月は自分でも気づかないうちに疲労が溜まっていたこともあるので、疲れているなと感じた時はなるべく早い段階でリフレッシュするようにしています。 |
Q5. | 仕事をしていく中で嬉しかったことはありますか? |
今の実感としては、「夢が叶った」というより「夢が叶い続けている」感覚です。「夢が叶った」と思うといつか気が抜けてしまいそうなので、夢を終わらせないために日々努力しています。 ある日の収録でアナウンサーがゲストに対して「自由に喋ってもらって大丈夫です。あとは音声のプロが何とかしてくれますから」と言って私の方を向いたことがあり、その時にプロとして扱われる嬉しさや大変さ、色々な感情が芽生えました。入社して半年を過ぎた頃の出来事でしたが、信頼関係を保って仕事をしていく以上、プロとしての自覚を持って日々の業務を遂行しようと改めて思いました。 |
Q6. | 職場の雰囲気や先輩方のことを教えてください |
ラジオセンターの先輩方は他社も含めて経験豊富な方が多く、ミキサーの基礎を一から教えていただきました。先輩後輩関係なく話しやすい雰囲気なので、技術スタッフ同士のコミュニケーションも日頃から円滑に行われていると感じます。お互いの趣味の話なども気兼ねなく話せる良い環境ですが、緊急のニュースなどが入るイレギュラー対応時は皆で協力してフォローに徹し、安定送出が遂行できるように努めています。 |
Q7. | 今後の展望を教えてください |
現在は、2024年夏に開催されるパリ五輪に向けて生字幕業務の研修中です。その名のとおり、生放送の番組に字幕を付ける業務です。ラジオセンター・国際スタジオに続いてのスキル習得になりますが、入社から1年ほどで様々な業務にチャレンジできる環境に感謝するとともに、やりがいを感じています。業務の幅が広がることで個々のスキルがおざなりにならないよう、より一層気を引き締めたいと思います。 |
Q8. | ネオテックはどのような会社ですか? |
私は送出技術部送出運行に配属されたので、同じグループの先輩方も含め主にマスター系の業務を担当しています。しかし、ネオテックには他にも多くの部署があり、様々なジャンルの業務にチャレンジすることができます。年の近い先輩は国際マスター業務以外にも、国内マスターや回線センター、メディア管理など様々な現場でも活躍しています。 私もラジオセンターから始まり、現在では国際スタジオのVE/照明業務も担当しています。それぞれがマルチスキルを保持することにより、業務の相互補完が出来ていると感じています。 |
Q9. | 休日の過ごし方を教えてください |
音楽ライブ(年間50本程度)・映画鑑賞(年間50本程度)・野球観戦(年間15試合程度)など、多趣味で時間が足りずいつも悩んでいます。ライブや野球観戦の前後に映画を観に行ったり、野球観戦の後にライブを観に行ったり、休日を最大限にフル活用して何とか予定を詰め込んでいます。 私が主に担当しているラジオセンターでは、「担当番組」というものがなく、私が休んでも他の方が業務カバーしていただけるので比較的休みやすい職場です。休日出勤をすることもありますが、出勤した場合は代休を取得、又は給与で精算を自分で選択することができ、有給休暇と代休をうまく利用して趣味の時間に充てることができています。 また、ラジオを聴くことも好きなので、通勤時を含め移動中は必ずラジオを聴いています。仕事でラジオに携わるようになったら聴かなくなってしまうかも・・・と不安に思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。 |
Q10. | 就職活動中の学生の皆さんに一言お願いします |
この業界は離職率が高くとても厳しいと聞いていたので、私も社会人になる時は戦々恐々としていました。いざ飛び込んでみると、会社や現場にもよると思いますが、人の入れ替わりが激しい所も確かに存在しています。しかし、入れ替わりが激しい分、自分にやってくるチャンスも多く、希望していた仕事にも携わることができると感じています。そのチャンスをモノにできるかは自分自身に懸かっています。自分を信じて、まずはこの業界に飛び込んでみるのはいかがでしょうか! |