2012年度入社 制作技術部 映像(システム)
業務内容を教えてください
中継番組のVE(システム)や、自然番組海外ロケのDIT(デジタル イメージング テクニシャン)を担当しています。
入社しようと思った理由
ネオテックはNHKの音声業務を幅広く受注しており、何でもできると思い受験しましたが、配属はシステムでした。最初は戸惑いがありましたが、丁寧に諸先輩からシステムについて教えをいただき今ではVEになってよかったと思っています。
やりがいを感じるときはどんな時ですか?
中継番組の地方応援で日本各地へ出張しその土地のおいしいものを食べられる事や、海外ロケで日本では見られない動物を収録し、視聴者の皆様に見ていただくことが出来る事です。
今後の仕事上の目標
または夢を教えてください
大型スポーツ中継(大相撲、ゴルフ)のシステムチーフになることです。
FIS ジャンプ ワールドカップ 2016 札幌大会
(CGバーチャルの担当)

10:00
出勤
NHK札幌局到着
東京では感じる事の出来ない厳しい寒さが迎えてくれました。各地のメンバーが集まるので挨拶をしながら局バスへ乗り込み現地へ向けて出発。

11:00
業務
現地到着
大倉山ジャンプ競技場に到着。
総勢約60人のスタッフと業務の全体打ち合わせ兼顔合わせを行います。ここでは挨拶の他に全体を通して一日のスケジュールや放送内容を確認します。各部と念蜜な打ち合わせも行います。多くのスタッフとコミュニケーションを取る事も重要です。

11:30
業務
機材の設営、そして配線
まず初めに行う作業はトラックで運ばれてくる機材を設営します。
今回の担当はCGバーチャル映像であり、バーチャル担当者は中継車の中ではなく競技場の一角で作業をします。その為、機材の接続を一から行います。この時に系統図を見ながら映像信号の配線を行います。系統図を読める事が、映像システムの仕事で一番重要なことになります。信号の流れが理解出来ないと配線すら出来ません。

12:30
業務
カメラ調整
スキージャンプのバーチャルでは、白い雪の上にK点と言われる選手が超えると危険なゾーンを表すラインと、レースの最長飛距離のラインをカメラ映像にCG合成します。カメラの三脚やレンズにセンサーを付け、カメラワークで基準点よりどれだけ映像が変化したかというデータを処理し、カメラの動きにCGが追従する仕組みです。
このカメラの基準点を決める作業や、現場の滑走路のサイズにCGを合わせる作業を慎重に行います。
撮影現場ではバーチャルマシンのオペレーターとカメラマンが連携して、スムーズなカメラワークCG合成が実現できるように注意を払います。
15:30
試技の時間にCGリハーサル
選手が本番前にコースを滑っていきます。ここで全体のリハーサルも行います。実際に使用し、CGがしっかりカメラに追従しているか機材は問題ないか入念にチェックして行きます。
16:00
休憩
本番前に休憩します。
時間がないので夕食はお弁当です。

16:30
業務
収録本番開始 (競技1本目)
何度やっても緊張する本番。現場のスタッフが一丸となって収録に入ります。まずは一人目の選手。初めはK点のみ送出します。カットが変わって無事収録される所までが緊張のピークです。無事収録された後は二人目の選手です。ここからはK点に加えて、最高飛距離も送出して行きます。
17:30
業務
収録(競技2本目)
2本目の競技です。
1本目と同様に確実な収録を心掛けます。

18:30
撤収
競技が終わると、すぐに撤収作業です。
組み上げた機材と100本近くのケーブルを迅速に撤収して行きます。
この時に必ず員数のチェックをしてから機材をトラックに積みます。員数が合わないと、合うまで何度もチェックをしなくてはならない為、確実なチェックが重要です。
次使う人の気持ちを考えて梱包します。
機材のトラックと、中継車を見送ったら撤収は完了です。

23:00
退勤
収録を無事に終えて競技場から札幌局へ。一日が終わります。お疲れ様でした。