2002年度入社 制作技術部 Vロケ
業務内容を教えてください
情報番組、美術・教養番組、ヒューマンドキュメンタリー、スポーツ番組など、幅広いジャンルで、ロケ取材業務の撮影を担当しています。
入社しようと思った理由
NHKのドキュメンタリーや美術番組、そのほかの多彩な情報番組への憧れから、NHKの番組を多く手掛けているネオテックに入社を希望しました。
やりがいを感じるときはどんな時ですか?
制作スタッフ、技術スタッフ、出演者が共に一体となって視聴者の心に残るコンテンツ創りができたときだと思います。
今後の仕事上の目標
または夢を教えてください
新しい撮影機材が使用できる環境になってきました。映像表現の幅広さと奥行きを求めて、様々な挑戦をしつつ個性的な番組を制作していきたいと思います。
一般的なロケ対応
8:30
出勤
おはようございます。今日はロケ日和に恵まれました。
9:00
最新国内外の情報収集・ロケ打ち合わせ
ロケ取材を始める前には十分なリサーチや打ち合わせを行うことが大切です。取材をすすめることで最終的にはどういうテーマが見えてくるのか、ロケハンも含めて取材の初期の段階から参加し、話し合っておくことが必要です。
10:00
機材準備
出発前に撮影プランに応じた撮影機材の準備、点検を行います。撮影中のトラブルは、快調に進んでいるロケのペースを崩すばかりでなく、スタッフの士気や撮影の出来栄えにも影響することがあるので、注意を払って準備、点検しておくことです。カメラ以外の撮影機材(ワイド、望遠などの各種レンズ、照明機材、ステディカム、特殊機材)が特に必要な場合は、迅速に確保します。
機材の準備が整い次第、現地に向かいます。
12:00
現地到着
下見をしたのち昼食をとります。
13:00
現場でのロケ取材
ドラマではストーリーが最初にあって、カット割りやコンテによって撮影が進められていくのが普通です。ドキュメンタリーの撮影では、予想される構成はあっても構成通り撮影が進むことは殆どありません。事実を正確に記録しながらテーマに対しての分析を行い、前もって得た知識と現場の実態との相違点を軌道修正しつつ真実を追って再構成していくことがドキュメンタリー撮影です。人間の生きざまを描く、ヒューマンドキュメンタリー、科学、自然、紀行、美術、歴史などドキュメンタリーの種類は数多く、そのテーマへのアプローチの仕方や表現方法も様々で幅広いです。ここで、カメラマンは映像で事実をわかりやすく伝え、映像による証言を正確に記録していくジャーナリストとしての役割も担っています。
19:30
帰局後、撮影したテープ/ディスクの試写を行い、撮影した内容の確認をします
撮影から編集までのプロセスは、プロデューサー、ディレクター、編集マンなど、番組スタッフが議論と試行錯誤を繰り返しながら仕上げていくことに番組作りの醍醐味があります。カメラマンは、現場で映像を切り取ることが仕事ですが、こういった作業にも一貫して参加することで自らの撮影技術を確認し、カメラマンとしての知識や経験の蓄積につなげていく事が必要です。現実は生きて躍動しており、現場で何を伝えメッセージしていくかを考え、番組にふさわしい映像を切り取る仕事は重い責任を伴う仕事です。
20:30
退勤
明日も同じ番組ロケの続きです。
天気に恵まれることを祈り帰路につきます。